【バレエ発表会の舞台裏】親の手伝い&リハ~本番スケジュール | 【自分に向いている仕事】を見つける方法

【バレエ発表会の舞台裏】親の手伝い&リハ~本番スケジュール

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子供がバレエ教室に入って、親は何が楽しみかって、

やっぱり発表会で我が子の晴れ姿を見る事が一番でしょう。

 

しかし、親はゆっくり客席から我が子を見られない場合が多いんです。

まあ、お父さんやおじいちゃんおばあちゃんは、

客席で観られるかもしれません。

たいていの場合、お母さんほど発表会の日に大忙しな人はいないでしょう。

 

では、バレエ教室のお母さんたちは、

発表会の準備~当日本番まで、どんな日々を過ごすのでしょうか。

詳しく解説していきます!

 

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バレエ発表会の親の手伝い。準備~当日本番の動きとスケジュール

 

子供のバレエ発表会での、親の手伝いの内容や動き方、

スケジュールについて詳しく解説していきます。

 

バレエ発表会の親の手伝い【1週間前】衣装合わせ・裁縫

 

まず、忙しいのは発表会の当日だけじゃありません

1週間前ぐらいから、衣装合わせ、

衣装に「ムシ」という留めを縫い付ける、などの作業が出てきます。

 

バレエの衣装は、専門のレンタル衣装屋さんから借りることになりますが、

バレエの衣装はピッタリと身体にフィットさせないといけません。

 

ですから、その子その子にぴったりと合わせられるように、

背中のホックの留め金具は、金具ではなく、都度糸で「ムシ」という、

ホックをひっかける糸を縫いつけることになっています。

 

レンタル衣装の他の場所には安全ピンをつけたりすることは禁止されていますが、

ムシを縫い付ける場所だけは、自由に針を通して縫ってOK

我が子のサイズぴったりの位置にムシを縫いつけます。

 

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バレエ発表会の親の手伝い【1週間前】着替え・ヘアセットの打ち合わせ

 

また、当日、舞台裏のお手伝いの係になると、

小学校低学年ぐらいまでのすべての子供たちの

着替えやヘアセットのお手伝いに入ることになります。

 

一週間前ぐらいから、稽古場でも通し稽古をするようになるので、

練習時に見に行ったり、

先生から「誰がどの衣装で、この場面はこれとこれの衣装で・・・」

などという情報が書かれた衣装表などを渡されたりします。

 

バレエ発表会の親の手伝い【発表会前日】舞台リハーサル・お弁当

 

そして発表会の前日は、リハーサルがあります。

これが数時間の話ではありません。

全員、午前中からまる一日拘束されて、舞台でリハーサルをし、

踊る位置、登場の仕方退場の仕方、音とのタイミング、

着替えのチェックや音響・照明などのスタッフさんとの確認作業を、

一曲一曲全部チェックしていくんです。

 

一日かかるので、お母さん達はお弁当も作らなくてはなりませんね。

その教室で仕出し弁当を頼む場合もありますが、

踊る前は少ししか食べない子もいるので、

お母さんがその子に合わせたお弁当や軽食をつくる場合が多いようです。

 

バレエ発表会の親の手伝い【発表会当日AM】予行練習&ヘアセット

 

リハーサルの長い一日を終え、

発表会当日も朝早くからお弁当をつくり、

いっしょに朝からホールに入ります。

 

教室によってちがいますが、本番の公演が14時からだとすると、

午前中に、本番さながら止めずに通す

「ゲネプロ」という予行練習をする場合が多いです。

 

ゲネプロに間に合うように着替え、ヘアセットのお手伝いです。

 

本番前には写真屋さんも来て、舞台上で集合写真など撮ったりもします。

 

バレエ発表会の親の手伝い【発表会本番】着替え・衣装の整理・スマホ撮影

 

本番中は本番中で、着替えが多いのでお母さんたちは大忙しです。

我が子の出番のときは、他のお母さんに持ち場をお願いして、舞台袖に走ります。

舞台袖から我が子の踊る姿をのぞき込み、必死でスマホで撮影。

すぐに戻ってきてまた着替えや衣装の整理です。

 

こんな感じで、バレエ発表会の一日はあっという間に過ぎ去ってしまうんです。

客席でゆっくりどころか、座って一息つくことすらできない場合もあるのです

 

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バレエ発表会は、親が見れない!ピアノ発表会との違いと親の負担が大きい理由

同じステージで行う発表会でも、

ピアノの発表会などと比べると、お母さんたちの負担は

雲泥の差があります。

 

ピアノの発表会では、まず子供達は楽屋に入りませんね。

自分の出番までは子供も親も客席で待機しています。

 

出番も1回せいぜい2回なので、自分の出番のときだけリハーサルをして、

本番も自分の出番の前になったら舞台袖にやってきてスタンバイしています。

 

着替えをすることもないので、

お母さんもゆっくり客席で我が子の演奏を聴くことができます

 

それに比べて、バレエの発表会は、スポーツでいう団体競技と同じです。

団体演技であり、また総合芸術と呼ばれるジャンルです。

 

演出(振り付けの先生)がいて、パフォーマーがいて、

音響さんがいて(プロのオペラだとオーケストラ楽団の生演奏)、

照明さんがいて、舞台美術があって、

すべてのセクションが力をあわせてひとつの作品をつくっている、

というとても面倒くさいジャンルなのです。

(バレエはお金がかかる理由のひとつはこれですね。)

 

ですから、舞台裏を支える人数というのが、

ピアノの発表会とくらべて桁違いなのです。

 

そして、子どもの発表会を支えるための、お母さん達の労力と負担も桁違いです。

 

わたしは長いこと舞台の仕事をしていましたが、

「バレエの発表会は『バレエママたちの力』で

舞台が成り立っている」といっても過言ではないと思います。

 

【バレエ発表会の舞台裏お手伝い】発表会当日の親の動きはこんな感じ!

 

バレエママたちの働きぶりを詳しくみていきましょう。

まず、発表会当日の1番の仕事は、子どもたちの着替えの手伝いです。

 

多くの教室で、1部はバレエコンサートと題して、

いろんな作品の小品をソロ(いわゆるバリエーションというやつです)で踊ったり、

3、4人で踊ったりします。

 

踊り終わると音楽をとめて、

レヴェランスというお辞儀をして拍手をもらって舞台袖に退場する、という形です。

 

休憩をはさんで第2部では、

例えば「白鳥の湖第3幕」とか「くるみ割り人形第3幕」などといった

ストーリーのある作品を上演することが多いです。

 

1部と2部では、舞台の美術セットも変わりますし、衣装も着替えなくてはなりません

 

1部では一曲ごとにお辞儀をして拍手がきて、

次の子が踊って・・・という流れだったのが、

2部では、曲が流れたらそのまま止まらずに物語が進行する、

というスタイルに変わります。

 

大勢で踊りを揃えなくてはならない場面もたくさん出てきます。

 

次の出番までに楽屋へ戻る時間がなく、

舞台袖で衣装の早替えをする子も出てきます。

 

お母さん達は、どの出番でどの子がなんの衣装を着るのか、

ということが書いてある衣装表などを確認しながら、

子供たちの着替えのフォローをしなくてはなりません。

 

衣装には細かい小道具や小さな髪飾りがセットになっているものもあり、

レンタル品なので脱いだり取り外したりした後は、無くさないように管理します。

早替えの場合は2人か3人がかりで、

舞台袖に次の衣装を持ってスタンバイすることもあります。

 

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小さな子供を、出番に合わせて舞台袖に誘導するのも、バレエママたちの仕事

 

また、小さな子は、出番の1つ前ぐらいに、所定の舞台袖に誘導してあげます。

自分が出る袖とは反対側の袖にスタンバイしている子もとても多いので、

人数のチェックは欠かせません。

舞台袖は暗くて危険な場所も多いうえに、

大きな声を出して騒いでしまう子や走り回ってしまう子がいないように注意します。

 

話が通じる小学生ならよいのですが、バレエ教室は小さい子で3歳4歳の幼児もいます。

そのような小さい子供は、のどが渇いた、おトイレに行きたい、

など身の回りのお世話も必要になりますよね。

疲れて舞台袖でウトウトしちゃう子や泣きだしちゃう子もいます

 

そのような小さな子供の対応(お世話)も、

舞台裏のお手伝い係のお母さんの仕事になります。

 

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子供のバレエ発表会。親は客席から見れないけれど、舞台袖からの景色はまた特別!

 

このように舞台裏のお手伝い係になると、とてもじゃないけど客席に行く暇などありません。

正面からの撮影は、お父さんやおじいちゃんおばあちゃんに任せるしかありません。

 

ただ、バレエの発表会にはたいていプロのカメラマンが雇われていて、

キレイな写真や映像を撮ってくれることがほとんどですので、

我が子の晴れ姿を撮り逃すということはないかもしれませんね。

 

お母さんたちは、自分の子供の姿は舞台袖からことになります。

 

ただ、長年舞台袖で仕事をしてきたわたしから言わせてもらうと、

舞台袖からの景色って

正面からの姿とまた違って輝いて見えます

 

バレエの舞台裏から見る魅力①本番に挑む子どもたちとの距離が近い

まず、単純に距離の問題です。

客席からだと、遠くて子供の表情までよく見えませんが、

舞台袖からの近距離ではトウシューズのコンッという音や、

踊っているときの表情、息遣いまで感じられます

 

出番直前の緊張した姿、

踊りおわってぜーぜーいっている姿も間近で見られます。

 

小さい子供のすごいところが、

直前まで一緒に出るお友達とぺちゃくちゃクスクス喋っているのに、

登場の曲が聞こえると、

一瞬で顔が変わって舞台へ走り込んでいける切り替えの早さです。

 

大人になると、身体の準備やら精神統一やらが必要になりますが、

子供は走れって言われて肩をポンとたたかれたら

すぐに全力で走れるんですよね。

そんなすごい姿が目の前で観られます。

 

バレエの舞台裏から見る魅力②照明に浮かび上がる姿の美しさ

もうひとつは、照明の関係です。

舞台照明は上からだけではなくて、

舞台袖から舞台のまんなかへ向かって横向きに照らしている

スタンド立ちの照明があります。

 

ダンサーをより立体的に魅せるための照明なんですが、

舞台袖から見ると、

反対側のこのスタンド照明が非常にまぶしく見えます。

 

そのまぶしさの中に浮かび上がる姿って、

とても綺麗に見えるんです

私が大好きな景色でもあります。

 

舞台裏で発表会を支えるバレエママたちには、

ここでしか見られない子供の輝く姿や、

舞台袖からの特別な景色が見られます

それは正面の客席からみる景色とは一味も二味もちがった、

格別な景色だと思います。

 

まとめ

 

バレエの発表会ほど、お母さんたちの活躍する発表会はありません。

我が子の晴れ姿を客席から観られないことをがっかりされているお母さん方。

たしかに舞台裏で支えるお母さんたちの仕事量は本当に負担が多くて大変ですが、

子供さんと同じぐらい充実した気持ちや、

我が子のここでしか見られない一瞬がきっと見られると思いますよ。

ぜひ、舞台袖から応援してあげてください。

 

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