職場や友人で「優しい人」なんだけど、
なぜかイライラしてしまうことありませんか?
たとえば、
自分は体調が悪いのに
周囲のために頑張っている人を見て、
わたしはイライラしちゃったことがあります。
他の人なら「健気だな」と思うのですが、
どういうわけか、その人が同じ行動をすると、
無理して頑張っている姿にイライラしてしまうのです。
わたしの心理、どうなっているの?
気持ちがひん曲がっているとしか思えない・・・
実はその心理の原因には、
『自分自身』にあるのです。
先ほどの例ですと、
周囲に優しくしている振る舞いを見て
「言いたいことを言えない自分自身」を重ねて
苛立っているのです。
ここでは、優しい人やいい人にイライラしてしまう本当の理由について詳しく説明します。
いい人だけどイライラする人の特徴と、いい人でイライラを感じない人の違いは?
職場や友人の「いい人」たくさんいますよね。
でも、いつも自分の愚痴を聞いてくれる人や
おめでたいことを一緒に喜んでくれる友達に
なぜかイライラしちゃうことありませんか?
例えば、自分の悩みを打ち明けて
「そうだよね」「大変だね」と言ってくれるけど、
深く考えずに「頑張って」なんて言われると
わたしはイラっとすることがあります。
つまり、いい人だけどイライラする人の特徴は
『共感だけ』なのです。
それから、「だいじょうぶ?」「心配しているよ」と言われて、
うざったく感じたことがありませんか。
いい人だけどイライラする人は、
『優しくしているアピール』も特徴の1つです。
いい人で、かつ、イライラを感じない人は、
打ち明けた悩みについて一緒に真剣に考えてくれます。
むやみに「頑張って」とは言いません。
相手の健康や無理のしすぎを心配して、
あきらめることを提案してくれることさえあります。
本当の意味での優しい人、いい人は、
目に余る言動や非常識な行為に対して
毅然と対応します(叱ったり諭したり制止します)。
また、同じような「いい人、優しい人」でも、
イライラする人とイライラを感じない人がいますよね。
「だいじょうぶ?」のひとことでも、
上から目線だなとイライラしてしまう人と、
心配してくれているんだなと思ってイライラを感じない人がいます。
みんなが「いい人、優しい人」と言う人だけれど、
なぜか自分はそう思えないこともありますよね。
この差は一体なんなのでしょうか?
次では、特定の人にイライラする原因について説明します。
特定の人にイライラする原因は、相手の中に『自分』が見えるから
同じいい人でも、
特定の人にイライラしてしまうことがあります。
例えば、職場でみんなが「いい人」と言う人でも、
自分はイライラする、ということありませんか。
実は、その原因は自分にあります。
相手の中に「自分」が見えるから、
イライラしてしまうのです。
どういうことかというと、
イライラしてしまう相手と自分が
『似ている』のです。
たとえば、同僚が後輩に指導していて、
その教え方は間違っているんじゃない?
とイライラしてしまった場合、
実は、自分も同じ教え方を後輩にしていることに
気づいた可能性があります。
無意識にのうちに、
自分と同僚の似ているところに反応して、
「自分だったらこうするのに」と思ったのかもしれません。
でも、実際にはうまく指導ができなくて、
同僚と同じようになってしまっている場合もあります。
『できない自分』を見せつけられたかのようで、
イライラしてしまうことがあるのです。
イライラの原因が自分にあったなんて、意外ですよね。
その逆に、
自分と相手はまったく違うタイプで
いい人なんだけどイライラする、
ということもあります。
タイプの違う相手にイライラする原因については
こちらを読んでみてください。
まとめ
優しい人なのにイライラしてしまう自分っておかしいと思ってしまっていませんか。
実は、優しい人やいい人のなかにも、いろいろな人がいます。
周囲に優しいと思われたくてやっている行動に、イライラしてしまうかもしれません。
しかし、その行動自体、自分もやっている可能性もあります。
相手のなかに自分が見えるから、
イライラしてしまう場合もあるのです。
イライラしたときは立ち止まって、一度、心を落ち着けてみましょう。