趣味で絵を描くのが好き。副業でイラストレーターをやってみたい。
好きなことでお小遣い稼ぎできたらうれしいですよね。
だけど気になることは、イラストレーターって本名を隠して活動できるの?
副業をしていることを家族や友達、会社の人には内緒にしたい…
大丈夫です。
イラストレーターとして活動するには「ペンネームだけで」できます。
たとえば、イラストを売買できる「ココナラ」や
お仕事マッチングサイトの「クラウドワークス」でイラストの仕事を引き受ければ、
家族・友人・職場の人はもちろん、お客様にもあなたの本名を明かす必要はありません。
ここでは、ペンネームだけでイラストレーターとして活動する方法とメリットデメリット、
本名を明かさずに、銀行口座や郵便物を受け取る方法
について詳しく説明します。
イラストレーターで本名を使うデメリット・メリット
イラストレーターはペンネームで活動できますが、
本名を使うと、以下のようなメリットがあります。
- 法人になっているクライアントと取引できる
- イラストレーターとして開業できる
なんといっても本名ですから、依頼主からの信用度は高いです。
それだけでも、仕事が依頼される確率は上がるでしょう。
ペンネームと本名を使い分ける手間も省けます。
どんなときでも、本名でOKですからね。
イラストの仕事で「本名」を使うデメリット
しかし、イラストの仕事で「本名」を使うデメリットもあります。
- 勤め先が副業NGの場合、本業で契約違反に問われる可能性が出る。
- 悪質な取引先やクレーマーに当ってしまった時に、本名だと個人が特定されやすいことから身の危険性を感じてしまう。
このようなデメリットがあります。
本名を使わずにできる仕事はこちらにまとめました。
イラストの仕事で「ペンネーム」を使うデメリット
逆に、イラストの仕事で「ペンネーム」を使うデメリットとしては、
- 依頼主からの信頼が薄い、信頼関係を構築するのに時間がかかる
- 報酬をクラウドソーシングサイト経由でしか受け取れない
といった点があげられます。
メリットとデメリットをよく考えて、本名を使うかどうかを判断すべきでしょう。
以下ではイラストレーターとして活動する際に必須のポートフォリオについてまとめました。
イラストレーターの口座は本名じゃなきゃダメ?名刺・契約書・振込・郵便は?
ペンネームで活動していても、徐々に依頼主から信頼を得られます。
納期を守る、連絡や相談がスムーズなど取引を続けていくうちに、
依頼主から信頼されるようになり、継続して仕事を任されるようになります。
ペンネームでの名刺も、よく見かけます。
連絡先や実績が書かれた名刺は自己紹介に便利です。
依頼主から契約書を交わしたいと言われた際に、
ペンネームで契約することも法律的に問題があるわけではなく、違法ではありません。
しかし、実際にはペンネームのまま契約するケースは少ないでしょう。
契約書としての信頼度が低いですからね・・・。
報酬の受け取り方としては、クラウドソーシングサイト経由なら、本名を依頼主に明かす必要はありません。
しかし、仲介手数料として売り上げからシステム手数料が差し引かれてしまいます。
せっかくの報酬なのに満額を受け取れないのは痛いですよね。
ほかにも、クライアントから直接支払ってもらったり、口座振り込みしてもらう場合も、
振込口座の名義から本名がバレてしまうことが気になります。
本名バレが嫌な人にとって便利なのが、
『屋号』です!
イラストレーターの振込先で本名を隠したいときは『屋号』の銀行口座が便利!
「屋号」とは、個人事業で使用する名称のことです。
屋号は商業上の名前のことで、
「会社名」や「店名」に当たります。
イラストレーターとして活動する名前(作家名やニックネーム)を
屋号として登録することで、
正式な名称として使うことができます。
個人で屋号を使うには、
税務署に出す開業届にて、屋号を決めるのが一般的です。
屋号は、銀行口座の開設や、
郵便物の受け取り時に便利です。
郵便局に屋号を届け出ることで、
作者名やニックネームで
郵便物を受け取ることが可能です。
また、屋号で銀行口座を作ると、
取引先の振り込み時に
本名を明かさなくて済みます。
ただし、屋号だけで口座名が作れるのは
「ゆうちょ銀行」に限られます。
その他に、ペンネームだけで
報酬を受け取りたい時は
「PayPay」を利用する方法もあります。
ペイペイで送金してもらう際のIDは
自由に変更できるため、ペンネームでもOKです。
まとめ
副業でイラストレーターとして活動するとき、必ずしも本名を明かす必要はありません。
ペンネームだけでも依頼を受けて報酬を受け取る方法はあります。
ただし、信頼度が低いという問題点はあります。
本名を使って活動すると信頼度は増し、便利なことは増えます。
本名とペンネームのどちらで活動するかは、メリットとデメリットをよく考えましょう。