緊張による手の震えの止め方※知恵袋の鵜呑みは危険なアドバイス
人前で話す時にひどく緊張して手が震えるのって、どうにか治すことはできないでしょうか。
いろいろ調べて病院や専門家による対処法を試しても、うまく緊張がほどけない場合も多いですよね。
緊張で困っている人たちは、実際どんな風に対応しているのか、
ここでは、知恵袋での回答や体験談を紹介していきます。
中には、鵜呑みにするのは危険なアドバイスもありましたので合わせて解説します。
仕事で手が震える・声が震える時の対処法。人前で話す発表やスピーチ
仕事のプレゼンや発表、会議やイベントの挨拶など、大勢の人前で話す時って本当に緊張しますよね。
いざ本番となると、手が震えたり声も震えてしまうことがあります。
みんなに気づかれてないか、小刻みに震える手が恥ずかしく感じることもあるでしょう。
せっかくの発表やスピーチも、これでは台無しと落ち込んでしまうこともありますよね。
人前で話す時に極度の緊張に陥ることを
『あがり症』と言います。
緊張をほどき、あがり症に対処するには、どうしたらよいのでしょうか。
知恵袋でも多くの質問が寄せられ、さまざまな回答があります。
どれも当たり前のような対策ですが、たくさんの人が苦労していることがわかります。
例えば、プレゼンの練習では、自分で動画に撮って確認したり、家族や友人の前で練習してみるアドバイスがあります。
また、スピーチの本番では、冒頭の挨拶で観衆に「緊張している」と言ってしまうのも1つの手です。
自分も楽になるし、観客も楽に構えてくれるメリットもあります。
「自分はあがり症で、こういう場面では、ついつい手が震えてしまいます」など伝えることで、
本番中に手が震えたり、声が震えたりしても、逆に、お笑い芸人のようにウケてもらえることもありそうです。
また、あがり症の人は、人前に出ると過呼吸になりがちです。
本番前に深呼吸を意識的に行い、リラックスを促すのも有効な手段です。
脱力をして体をほぐしつつ、緊張した気持ちもほぐすのもよいでしょう。
一風変わった面白い緊張対策 プロアスリートは「舌を出す」⁉
プロアスリートは緊張対策として、「舌を出すようにしている」という話もありました。
人前でみっともないと思われる行為かもしれませんが、緊張すると歯を食いしばりがちなので、舌を出して、緊張をほぐすそうです。
スポーツの世界でも、極度の緊張にどう対処するかは重要なテーマです。
アスリートもここぞという大一番がありますから、ベストパフォーマンスのために対策をしているんですね。
※逆効果!緊張の克服に「場数を踏む」アドバイス
以上のように、知恵袋には一般の方からの様々な回答や体験談による克服法が寄せられています。
しかし、知恵袋のアドバイスを鵜呑みにするのは危険なこともあります。
中でも鵜呑みにしてはいけないアドバイスがこちらです。
なぜ、このアドバイスは危険なのでしょう。
実は、場数で改善する程度の緊張は、
本当のあがり症ではありません。
どんなにあがり症で悩んでいる方も、
今までの人生で、何度か人前で話した経験があるはずです。
もし場数で改善するなら、人前で話す度に上達するので、
この世の中で、あがり症で悩んでいる方はいないはずだと思いませんか?
それどころか、実は、あがり症は、
場数を踏むと悪化する可能性の方が高いのです。
では、どうしたらいいのでしょう?
詳しくはこちらを読んでみてください。
5分~60分程度で「あがり症」を改善!?人前での極度の緊張を【根本的に改善する方法】
緊張で手が震える、字が書けない時の対処法
緊張で手が震えることで字が書けない時はどうしたらいいでしょう。
あがり症の人が、人前で署名をしたり文字を書くときなど、緊張のあまり手が震えて、字が書けなくなる人もいます。
医学的には書痙(しょけい)と言われる症状で、薬物療法が効果的な場合もあるようです。
まず、手軽に試せる方法としては、声が震えるときと同様に、リラックスを心がけることです。
手に力を入れてグーにしたら、手を広げてパーにして、力を抜きます。肩の力も抜いて、両手をぶらぶらさせて、気持ちを落ち着けます。
また、軸(持ち手の部分)が細いペンは、手に力が入りやすく、震えやすいため、
なるべく軸の太いペンを使うのがおすすめです。
思い切って一気に書いてしまう方が、手は震えないと言われています。
緊張で手が震えることを「恥ずかしい」と思っているかもしれませんが、困っている人も多くいます。
手軽な対処法では改善されない場合は、
あがり症の専門家に相談したり、
あがり症改善プログラムを試してみてください。