情報を共有してくれない上司への対応に苦慮することはありませんか。
重要な情報を共有してもらえないと仕事が滞りますし、
職場や取引先、顧客にまで迷惑を掛けてしまいます。
忙しいのか性格なのか、もしくはわざと
自分にだけ情報をシェアしないのではないか?と
上司の嫌がらせを疑いたくなることもあるかもしれません。
上司が情報共有をしない場合の3つの対処法について、ここでは解説していきます。
職場で情報共有しない上司の心理・状況と3つの対処法
職場で自分が知らないまま仕事が進んでいたり、
いつの間にか新しい情報が追加されていたりすると困りますよね。
通常、そのような情報は上司を経由して共有されます。
これは仕事の基本ですが、情報共有をしない上司もいます。
職場で情報共有をしない上司の心理や状況としては以下のことが考えられます。
- 必要性を感じていない
- 部下を信用していない
- 情報共有をしているつもりでいる
- 忘れていた
よくあるのが、情報を共有したつもりでいることです。
部下の何人かには伝えたから
他のメンバーにも伝わっているだろうと考えたり、
昼食や休憩中に伝えた=情報共有だと思っているパターンです。
(いわゆるタバコミュニケーション)
何にせよ、上司から正式な報告として
情報共有をしてくれないことには多大な問題と迷惑を引き起こすので、
しっかりしてもらいたいですよね。
こうした職場で情報共有をしない上司に対する対処法としては、以下のことが挙げられます。
情報共有のルールを設ける
職場の人々が情報共有について異なる認識を持っていると問題です。
人によって、この情報は共有が必要か、誰にどこまで伝えるべきか
考え方も異なりますから、方法が違うと混乱しやすくなります。
そのため、情報共有に関するルールを職場で作ることが重要です。
たとえば、ミーティングの時間に話した内容なら
議事録を取ったり、メールで共有するなど、
言った言わないの話にならないよう、客観的資料で残すことです。
職場の中で共通の情報共有の意識を持つことが大切です。
上司に自分から伝える
他の人々には情報共有の意識がある場合、上司に自ら伝えることが有効です。
上司に対する要望は悪意を持った行動ではありません。
上司である以上、そのような要望には応えてもらう必要があります。
情報共有を望む旨をしっかり伝えることで、円滑に仕事が進むようになります。
上司の上司に相談する
それでも改善されない場合や、上司に直接言いづらい場合、上司の上司に相談することも重要です。
上司も上司からの指示には従わなければなりません。
現在の状況に困っていることを伝えれば、上司の上司はきちんと対応してくれるはずです。
自分だけ情報がもらえない…ハラスメントや職場いじめの徹底した対策
上述のように、上司が情報共有をしないのは悪意があるわけではないこともあります。
そのような場合はある程度はしょうがないという側面もあります。
ただし、自分だけ情報がもらえないなど、
職場全体でのハラスメントやいじめになると話は別です。
職場いじめが考えられる場合、徹底した対策が必要です。
この場合、以下のことに着手しましょう。
詳細を記録する
まず、自分だけ情報がもらえないという詳細を記録しましょう。
いつ、どこで、そのようなことがあったかを記録するだけでも構いません。
それが証拠になります。
職場いじめが疑われる場合の
記録のとり方や証拠の使い方はこちらを参考にしてください。
パワハラの相談窓口で話をする
現在はハラスメントに対して厳しく取り締まられています。
そのため、社内に相談センターや類似の場所があれば、そちらに相談することが重要です。
場所がない場合でも、役職の高い人に相談するようにします。
職場のハラスメント問題は、速やかに対応してもらえます。
弁護士に相談する
それでも問題が解決しない場合、弁護士に相談するのも有益です。
精神的な苦痛を受けている場合は、積極的に対処することが大切です。
自分だけ情報をもらえないことは、はっきりとしたハラスメントです。
我慢せずに徹底的に対処してくださいね。
まとめ
今回は、情報共有をしない上司に対処する方法と、
ハラスメントやいじめに遭った場合の対策を紹介しました。
情報共有をしない上司には、ルール設定や直接伝えることが有効ですが、
ハラスメントに関しては証拠の記録や適切な相談先を利用することが重要です。
上司が情報共有を拒否する場合、自己保護のため積極的に対処することが勧められています。
情報共有は職場での円滑な業務遂行にとって重要であり、
その実現に向けて対策を講じることが必要です。
情報共有をしない上司に対する対処法はいくつかあります。
上司に悪意がない場合、対処すれば改善される可能性があります。
ただし、自分だけ情報共有されない場合など、徹底的な対処が必要です。
ハラスメントの場合は、証拠を集めて相談センターや弁護士に相談することが重要です。
遠慮せずに、積極的に行動に移してくださいね。