「就労支援B型の職員って、やっぱ給料は安いの?ボーナスは出ないよね?」
それが、福祉の仕事って意外に『昇給スピードが速い』んですよ。
私は、入社して1年で「月3万円」もお給料が増えました。びっくり!
この記事では、就労支援B型職員のお給料やボーナス事情について、現役職員のリアルな体験談をお伝えします。
就労支援B型職員のお給料はどれくらい?【現役職員の実例】
就労継続支援B型事業所の職員の(正社員)のお給料は、求人を見るとだいたい「月給18万〜22万円」くらいが相場です。
地域にもよりますが、パートなら「時給1100〜1200円」ほどで、最低時給よりは高めですね。
画像:厚生労働省の「令和5年障害福祉サービス等経営実態調査結果」p.28ページより引用
厚生労働省の調査でも、2023年10月時点の全国平均で「月21〜22万円」程度とのこと。
施設長(管理者)や、サービス管理責任者、介護福祉士などの資格を持っている人であれば、もう少しお給料が高いようですが、
資格も経験もない一般職員では、年収300万いかないかなぁ…くらい。ちょっと寂しい金額ですね。
私の場合は、週休3日の短時間正社員契約なので、約7割のお給料からのスタートでした。
▼週休3日の正社員になれた意外な方法はこちら!

正直なところ、25年前に新卒でもらっていた給与より安くて、手取りはさらに減る。
副業収入はあるものの、本業の頼りないこと~(´д`;)
はじめて給与明細を受け取ったときには、「これは最低時給に達しているのか?」思わず電卓で計算したほどです(達してました。笑)
就労支援の職員の【昇給スピードが速い】意外な理由
「やっぱり福祉はお給料安いんだね」と思うかもしれませんが…
ところがですよ。
じっさいに働いてみたら、意外に昇給スピードが早かったんです。
私の場合は、
- 入社半年で月1万円アップ
- 1年目で月3万円アップ
すごいスピードで昇給しました!驚
これは、「処遇改善加算」という制度を活用して、事業所が職員のお給料を上げてくれているからなんですね。
もし、一般事務とか接客業に転職していたら、ここまでの昇給はなかったでしょう。福祉の世界はすごいなと思いました。
求人では「賞与無し」だったのにボーナス出た!【どんな事業所が伸びるか見極め方】
しかも、うちの職場の求人には「賞与なし」と書いてあったのに、なんと1年目からボーナスが支給されたんです!
賞与の額は約2ヶ月分で、これまたびっくり!!
(※就職氷河期世代なので、若いころの賞与は慎ましい金額だったのです。笑)
たしかに、私が入社して以降、利用者さんも職員も倍増したので、うちの事業所は人気が出てきたのかなと思ってましたが、
ちゃんと利益も上がっていたんですね!
それでも、まさかボーナスが出るとは思わなかったので、めちゃくちゃ嬉しくって、代表にお礼を言いに行きましたよ(^^)
このように、新しい事業所などでは、求人を出したタイミングでは賞与支給の実績が無くても、
利用者や売上が増えることで、職員にボーナスを出せるようになることもあるんです。
どのような事業所がこれから伸びるのか、簡単な見極め方としては、
求人を出している理由が『増員』なら、伸びている可能性が大きいし、ボーナスも出るかもしれません!
こんなふうに、求人を探すときは「期待の目」でチェックすると楽しみも増えますし、ワクワクしていると「良い職場」を見つけやすくなりますよ♪
▼理想の職場を「引き寄せた」具体的方法はこちら

就労支援の職員の給与アップは、国からの支援があるから!
さらに、先日は、国から福祉職員に向けて支給される『臨時一時金』も振り込まれたんですよ。
私の場合は、お給料に3万円が加算されていました!
2020年以降のコロナ禍の最中に働いていた人からは、「あのときも臨時手当が出たよ」なんて話も聞きました。
散々言われていることですが、医療・介護・福祉の現場は、常に人材不足です。
昨今の物価高や民間企業の賃金上昇傾向も続いていて、
国も「職員を確保するために待遇を少しでも改善しよう」と給与手当や臨時の補助金を出して支援しています。
このように、福祉の仕事は求人サイトに載っている給与よりも、意外と多めにもらえているのが「リアルな実態」なんです。
▼就労B型職員の仕事内容と向いている人を詳しくまとめました!

まとめ
今回は、就労支援B型職員のお給料のリアルについて、現役職員の実例をもとにお話ししました。
就労支援の職員はスタートのお給料は低めですが、
- 国の処遇改善加算で昇給スピードが速い
- ボーナスも事業所の成長次第で支給されることがある
- 臨時一時金など、国からの特別手当もプラスされることがある
といった特徴があります。
求人を見る限りは「安いな…」と感じても、実際に働いてみると意外とプラス要素が多いのがリアルな実態。
このため、求人を探すときは、
👉なぜ募集しているのか(増員か欠員補充か)
👉処遇改善加算をどのくらい活用しているか
このあたりをチェックしてみると、未来の給与アップも見えてきますよ(^^)