私たちの生活の至る所にあるQRコード。
カメラでコードを読み取ればアクセスできる便利な機能ですが、
実は、QRコードに対して、「気持ち悪い」「怖い」と感じる人もいらっしゃいます。
気持ち悪さや怖さを感じる理由にもさまざまあり、
「読み取ったQRコードの内容が変な勧誘や詐欺だったら…」
と不審に思う場合もあれば、
「なんか黒くてごちゃごちゃしててちょっと…」
というQRコードの見た目自体を嫌だと感じている場合も。
集合体恐怖症という症状をお持ちの方の中には、
QRコードも集合体であることから、
気持ち悪さや怖さを感じる方もいるようです。
そこで、今回は、
QRコードを気持ち悪いと感じる理由や、
集合体恐怖症について、
QRコードの恐怖を回避する方法などについて
お話ししていきます。
QRコードが怖い・気持ち悪い理由は集合体恐怖症。QRコードの見た目が苦手な人の対処法
集合体恐怖症トライポフォビアとは、
無数の小さな穴や突起物などに対して、
不快感や嫌悪感を抱く症状をいいます。
公式に認められている恐怖症ではないのですが、
インターネット上で「蓮コラ」が広まった際に
話題になったことなどがきっかけとなり、
近年では学術的に研究が進められています。
ハスの実や群生するフジツボ、天井や壁などに使われる有孔板、
手や顔、お肌の毛穴、ツブツブや点々など、
同じようなものが集合しているものを見ると
気持ち悪いと感じることありますよね。
今回話題に上がっているQRコードも、
よく見ると黒と白の斑点模様のように見えます。
そのため、集合体恐怖症の方の中には、
QRコードに対しても拒否反応が出る方がいるのだそうです。
ただし、集合体恐怖症の人が皆同じものに対して嫌悪感を抱くわけではありません。
ネット上での集合体恐怖症の人々の声でも、
「QRコードほんま無理」
「QRコードは別に見てられる」
など、反応はさまざまでした。
トライポフォビアの対処法としては、
「刺激となる物体や画像を避ける」
というものが挙げられます。
でも、QRコードみたいに街中に溢れているものは、
ちょっと避けきれないですよね。
その他の方法として、
「呼吸法やリラックスする方法を覚え、
気持ちを落ち着けられるようになってから
刺激物に向き合う」
というものもありますが、
これもなかなか難しそうです。
ひとまずは、なるべく目にしないように、
視線を逸らすなどが有効でしょうか。
また、トライポフォビアの症状が強く、
QRコード以外のものでも症状が出たり、
日常生活に支障が出ると思われたときは、
精神科や心療内科を受診することも考えましょう。
トライポフォビアの特効薬はありませんが、
対処する方法など、
ちゃんとお医者さんの判断を仰ぐのが最善です。
LINEのQRコードも怖い⁉QRコードの悪用例をチェックして危険回避
生活の中で便利に活用できるQRコードですが、
便利さを感じるのは一般人だけではなく、
犯罪者もなのだそうです。
そのため、QRコードを活用した犯罪も増えてきています。
近年、ネット上のセキュリティ技術も向上し、
メールアドレスにフィッシング詐欺のサイトURLが添付されていると、
自然に迷惑メールと認定してくれます。
しかし、そのサイトURLをQRコードにしてメール添付すると、
そのセキュリティを掻い潜ってしまいます。
結果として、
フィッシングサイトに入ってしまい、情報を盗まれる、
というように詐欺の手口としてQRコードが利用されているのです。
これらの詐欺に引っかからないためには、
「そもそもよくわからないメールのQRコードは読み取らない」
ということが重要でしょう。
また、スマートフォンにもセキュリティアプリを入れておくことも有効です。
まとめ
QRコードを気持ち悪い・怖いと思うのは、
・集合体恐怖症である
・詐欺かもしれないと疑う気持ちがある
といったことが理由でした。
そもそも疑う気持ちがあれば、
得体の知れないQRコードを読み込む危険は少ないでしょう。
集合体が気持ち悪いと思うのなら、
あまり視界に入れないようにし、
目に飛び込んできたらとっさに視線を逸らすことが、
一つの手です。
あまりに気持ち悪さや怖さを感じるのであれば、
医師などの専門家に相談することも選択肢に入れてくださいね。