バイトや派遣でもらった給料が明らかに計算間違いの時、
経理担当に確認をしなくてはなりません。
しかし、相手の立場や関係性において、給料のミスを指摘しにくいこともあるでしょう。
今回は、時給制や日給制の仕事でもらった給料の計算間違いを、やんわり指摘する言い方の例ついて解説していきます。
【例文】派遣やバイトの給料が足りない時の言い方
派遣やバイトをしていて給料が足りないことに気づいたら、
まずは、あなたも計算をし直したり、労働条件を確認してみましょう。
その上で、明らかに計算間違いで給料が足りない場合でも、
経理担当の立場や性格を考えて、言いにくいこともあるでしょう。
こんなときは、相手のミスを指摘するのではなく、
『質問』の体(テイ)で聞いてみると良いです。
以下の例文を参考に確認してみましょう。
「すいません、自分が間違っていたら申し訳ないのですが、給料の計算が違うかもしれません。今月は○○時間ほど働いたので、こうなるのではないでしょうか?」
「すみません、給料のことで確認をさせてください。私が間違っていたら申し訳ないのですが、今月の給料を計算してみたところ〇〇円ぐらいになると思うのですが、どうでしょうか?」
派遣やバイトの給与体系については法律でしっかり定められています。
普通の社員や店長でしたら、金額が間違っていた場合、すぐに訂正をしてくれるはずです。
場合によっては、他の社員の給料も計算が違っていて、皆が損をしている状態もあり得ます。
給料の支払いに間違いがあったら、経理担当に迅速に話をするようにしましょう。
派遣やバイトの給料が明らかに少ない…相手の気分を害さず「ミスを指摘する」コツ
上記のように、相手のミスが明らかだとしても、いきなり強気で指摘をするのはおすすめしません。
明らかに給料が少ない場合でも、「ミスを指摘する」場合には、以下のことを意識してみましょう。
自分の計算や解釈が間違っているかもしれないことを伝える
上記の例文からでも分かる通り、
相手のミスを指摘する際には、
まずは自分が間違っている可能性を伝えましょう。
いきなり相手が全て間違っている前提で話すと、人によっては不快に感じることがあります。
また、給与計算や勤務形態の解釈等において
自分が見当違いを起こしている可能性もなきにしもあらずです。
謙虚に伝えましょう。
自分で計算した結果を見せる
ミスを指摘する際、自分で給与計算をした結果を持っていきましょう。
ただおかしいと言うのではなく、根拠を数字で持ち出すことで、
経理担当も確認がしやすく、誠意も伝わりやすいです。
また万一、相手ではなく自分の計算結果が違った場合でも、
あなたが先に下手に出ていることで、お互いにメンツが保たれます。
時間外勤務について把握しておく
週40時間、または1日8時間のどちらかを超えると、1ヶ月に60時間以内の残業は25%割増、
そして60時間を超えた場合には50%割増となります。
深夜勤務は、22時から翌朝の5時までの勤務は25%の割増です。
休日勤務は、毎週少なくとも1日か、4週間に4日以上の休日が取れていない場合、
勤務は休日出勤とみなされます。その際には35%の割増となります。
このように勤務条件によって給料は変わりますし、
雇用者や経理担当においては、当然これらを把握していなければなりません。
休憩時間は勤務時間に含まれない
注意点としては、休憩時間は勤務に入らないので、
その分は時給には含まれない点も確認しておきましょう。
これらをしっかりと把握した上で給料計算して説明をすれば、
例えあなたの計算が間違っていたとしても評価が下がることはありません。
まとめ
バイトや派遣など、時給で働いている仕事では、
働いた分だけ給料になるので頑張ったらその分当然給料は増えます。
しかし、明らかに給料の間違いがあった場合は、すみやかに指摘をしましょう。
とは言え、いきなり経理担当を問い詰めるのではなく、伝え方が重要です。
自分が間違っているかもしれないことを先に伝えるなど、
相手の立場に配慮をしながら伝えるようにしましょう。
また、給料計算は、労働条件によって変わるのでそれらを把握することが大切です。
うまく伝えて納得した上で働くようにしてくださいね。