お店でお会計の際に「レジ袋はいりますか?」というのは、失礼な表現でしょうか。
「レジ袋はいりますか?」という表現は、失礼というわけではありません。
シンプルで分かりやすく、お客様の希望や必要性を確認するための一般的なフレーズです。
ただし、接客業やサービス業では、
「レジ袋はご利用になりますか?」や
「レジ袋はお使いになりますか?」など、
より丁寧な表現や敬語を使うことが好まれることもあります。
また、レジ袋が有料である場合、聞き方に一工夫をすると良いです。
今回は、レジ袋はいりますか?の正しい敬語と
有料レジ袋を購入するかお客様にスマートに確認する方法についてまとめます。
「レジ袋いりますか」「レジ袋はご入用ですか」は正しい敬語?
レジ袋はいりますか?の正しい敬語にはどのような表現があるでしょう。
例えば、
「お客様、レジ袋はご利用になりますか?」
「お持ち帰り用のレジ袋をお付けしますか?」
などの表現があります。
「レジ袋はご入用ですか?」という言葉遣いはどうでしょう。
「ご入用」という表現は、お客様の必要性や要望を尊重する意味を含んでいます。
敬語を使用した丁寧な言い回しであり、お客様に対して丁寧な印象を与えることができる表現です。
有料レジ袋を購入するか、お客様にスマートに確認する方法!
なお、レジ袋の必要性を確認する際に重要なことは、
お店のレジ袋が有料の場合、お客様に別途お支払いをお願いすることになる、という点です。
たとえば、
店員「レジ袋はご利用になりますか?」
お客様「ください。」
店員「1枚3円です。」
・・・。
気まずい空気が流れることもありますよね。
「数円でもお金がかかるなら払いたくない」
という気持ちを持っているお客様もいらっしゃいます。
「レジ袋は必要ですか?」とお店側から尋ねておきながら、
「3円です」とお客様に支払いを要求すること自体も、やや不躾な印象があります。
そこで、レジ袋の必要性をスマートに確認する方法として
「マイバッグはお持ちですか?」という表現が使えます。
最近は、マイバッグ(エコバッグ)を
ご持参されているお客様も多いため
「マイバッグはお持ちですか」と尋ねることで、
案に、レジ袋の必要性を確認した上で
有料レジ袋の購入を促すことができるからです。
以上のように、正しい敬語を使いながら
レジ袋の必要性を確認することで、スムーズな接客が可能となります。
こちらの記事では、お店側で袋詰めをする際のクレーム回避例をまとめました。
うっかり間違えやすいレジ接客セリフのNG・OK例
接客においては、レジ袋以外にも、うっかり間違えやすいセリフがあります。
会計時にありがちな失礼な表現のNG・OK例をいくつか挙げます。
レジ接客セリフのNG・OK例
失礼な表現:「これでいいですか?」
正しい表現:「ご希望の商品は揃っておりますでしょうか?」
店員さんに「これでいいですか?」と言われると、お客様は自分の選択に不安や疑問を感じてしまうことがあります。
失礼な表現:「これだけですか?」
正しい表現:「他にご注文はございますか?」
お客様の購入が少ない場合でも、適切な言葉遣いで余裕を持った対応を心がけましょう。
レジ接客セリフで良い印象を与える表現例
お客様が安心してお買い物ができる、良い印象を与える表現例もいくつかご紹介します。
「お支払い方法はいかがなさいますか?」
お客様の支払い方法を尋ねる丁寧な表現です。
「他にご用件はございますか?」
お客様の追加の注文や要望を尋ねる丁寧な表現です。
「ご希望の商品は揃っておりますでしょうか?」
お客様の購入したい商品が揃っているか確認する丁寧な表現です。
大切なのは、お客様に対して丁寧で気配りのある態度を持ち、適切な言葉遣いで接することです。
相手の立場に立った対応を心がけましょう。
まとめ
レジ袋の聞き方では正しい敬語を使用し、お客様に丁寧に確認することが重要です。
一般的には、
「お客様、レジ袋はご利用になりますか?」
「お持ち帰り用のレジ袋をお付けしますか?」
「レジ袋はご入用ですか?」などの表現を使うと良いでしょう。
また、レジ袋が有料の場合に、
「レジ袋は必要ですか?」とお店側から尋ねた後に
「1枚3円です」とお客様に伝えるのは、やや不躾な印象を与えてしまいます。
この場合は、お客様に対して
「マイバッグはお持ちですか?」とお尋ねすることで
有料レジ袋の購入を案に示すことができます。
お店の雰囲気や客層に合わせて、接客する上で失礼にならない聞き方を心掛けましょう。