筆者は仕事柄、Gmail(Googleアカウント)を複数使い分けています。
先日、新しくGmailが必要になり、Googleアカウントの新規作成を進めたところ、
「電話番号」の入力を求められた挙げ句、無効判定を受けてしまいました。
このアカウントで通常とは異なるアクティビティが検出されました。テキストメッセージで確認コードを受け取るための電話番号を入力してください。
この電話番号は確認に使用できません。
なんで使えないんだ?
調べると、Googleヘルプセンターにこう書かれていました。
「この電話番号は確認に使用できません」
このエラー メッセージが表示された場合は、別の番号を使用する必要があります。Google では、ユーザーを不正使用から保護するため、1 つの電話番号で作成できるアカウント数に上限を設けています。
上限数に引っかかったのか?
でも、新しいGoogleアカウントが必要。
これは困ったと思って、あれこれ試していたら…
この電話番号は、既に何度も確認に使用されているため無効です。
なんと、状況が悪化してしまいました(汗)
電話番号(携帯番号)が、Googleに『無効』と判定されてしまったのです。
アカウント開設時に、電話番号でSMS認証を求められることはよくあることですが、
自分の携帯番号がGoogle側で不正判定を受けてしまったのだとしたら、仕事に多大な影響が出ます。大変なことです。
結論から言うと、その後、Gmailの新規アカウントは無事に取得できたのですが、いくつか対処することがありました。
そこで今回は、Googleアカウント開設またはログイン時に、
「この電話番号は確認に使用できません。」「この電話番号は、既に何度も確認に使用されているため無効です。」
と表示された時の対処法について解説します。
Googleアカウント「この電話番号は確認に使用できません/無効です」3つの対処法
Gmail(Googleアカウント)の新規開設やログイン時に、「この電話番号は確認に使用できません。/無効です。」と表示された時の対処法は、次の3つです。
- 家族の携帯番号を借りて登録し、自分の番号に戻す。
- 別のWi-Fiを使って作業する。(お店や友達の家、公共Wi-Fi等)
- 月額0円の通信プランを使ってSMS認証を済ませる。
以下、3つの対処法について詳しく解説する前に、
Googleアカウント上限数の確認や、筆者が試して失敗したことなど先にお伝えしていきます。
※対処法だけ知りたい人は、目次から飛んでください。
2024現在Googleアカウントは何個まで?1つの電話番号で作れるアカウント数
3つの対処法についてお話する前に、2024年現在のGoogleアカウントの上限数はいくつなのか、について確認します。
というのも、Googleアカウントの作成で電話番号が使えない件についてネットで調べたところ、
2023年末頃から、Gmail(Googleアカウント)の作成やログイン時に、「この電話番号は確認に使用できません。」等のエラーが頻出している様子だったのです。
Googleヘルプセンターには、
Google では、ユーザーを不正使用から保護するため、1 つの電話番号で作成できるアカウント数に上限を設けています。
1つの電話番号に紐づけられるGoogleアカウントの数には上限がある、と記載されています。
ちなみに、筆者が所有している複数のGoogleアカウントは、この時点で7〜8個でした。
すべてのアカウントに、自分の携帯番号を登録していたわけではありませんが、
Googleアカウントの上限数に引っかかったから、「この電話番号は確認に使用できません」とエラー表示が出たのだろうか?と、当初考えていました。
では、1つの電話番号で作成できるGoogleアカウントの上限数とは、いったい何個なんでしょう。
ネットの情報をいくつか見てみましたが、上限はない、〇個は大丈夫など、古い情報も混ざっていて参考になりません。
そこで筆者は、以下の2つを試しました。
- 使っていないGoogleアカウントを削除
- Googleアカウントから電話番号を削除。
所有しているGoogleアカウント数や、登録している電話番号を減らせば、Googleアカウントの上限数に引っ掛からなくなって、電話番号確認が不要になるのでは?と考えのです。
しかし、これらの方法は悪手だったようです。
複数持っているGoogleアカウントの登録内容から自分の携帯番号を削除したり、使っていないGoogleアカウントを削除してから、
あらためて、Googleアカウントの新規開設を進めたところ、
この電話番号は、既に何度も確認に使用されているため無効です。
より強いメッセージが表示されてしまいました。
その後、知ったのですが、
「この電話番号は無効です。/確認に使えません。」と表示されるのは、
Googleアカウントの上限数が問題なのではなく、アカウント開設の操作を繰り返したことで、『不審なアクティビティ』としてGoogleにマークされたことが原因となったようなのです。
確かに、思い当たる節がありました。
新しくGmail(Googleアカウント)を作るにあたり、『ユーザー名(Gmailの@より前半の部分)』がなかなか決まらず、文字や数字を追加したり変更したり、何度かスマホで操作を繰り返していたのです。
それが「不審なアクティビティ」として、Googleシステム側で検出されてしまったのかもしれません。
さらに悪いことに、既存のGoogleアカウントから電話番号の削除をしてみたり、Googleアカウント自体を削除するなど、
スマホやパソコン等の同じ端末から繰り返し操作を続けたことで、余計にGoogleから「怪しいやつだ、危険」とマークされてしまったんでしょうね。
その後、新規のグーグルアカウントは無事に取得できたのですが、
2024年現在、筆者の環境下では、Googleアカウントを5個所持できています。
いずれも1つの電話番号(携帯番号)を登録している状態で、新しく作ったGoogleアカウントも、この5個の中に含まれます。
アカウントの上限数についてGoogleが公表していない以上、確かなことはわかりませんが、少なくとも5個は所持できるようです。
Googleアカウント「このアカウントで通常とは異なるアクティビティが検出されました。」の原因と対処法
ちなみに、Googleアカウントの電話番号確認は、アカウントの開設時だけでなく、Gmailのログイン時に求められるケースもあります。
Googleの電話番号確認は毎回行われるわけではなく、Googleから『通常とは異なるアクティビティ』と判断された場合、という共通点があるようなんですね。
このような場合、時間を置けば自然に解消することもあるため、数日後にもう一度同じ操作を試してみる、という方法を取ることもできます。
しかし、以下の解説にもある通り、
時間を開ける方法について
そのため、そうした連続作成・連続ログインに対して確認を行っていると考えると、数日から1週間あけてから再度ログインを試みるといった方法も考えられます。
しかし、既に通常とは異なるアクティビティとして認識されたアカウントとしてマークされたアカウントが今後いつ解除されるかは不透明であり、実際に数日後にログインしても同じ状態になってしまいやはりログインできない、といったケースもあるようです。
このように、時間を空けて試してもダメかもしれません。
時間を置いてもエラーが解消しなかったり、そんな悠長に待てない人は、次の3つの対処法を試してみてください。
電話番号確認できない対処法1:家族の携帯番号を借りて登録し、自分の番号に戻す
Googleアカウントの電話番号確認ができない時の1つ目の対処法は、
家族や友人の携帯番号を借りて登録(またはログイン)してから、自分の携帯番号を登録し直す
というやり方です。
筆者はこの方法で、5つ目の新規Googleアカウントを取得できました。
注意点としては、先ほどもお伝えしたように、そもそもGoogleに電話番号確認を求められる原因は「通常とは異なるアクティビティ」と判定されたから、という可能性が大きい点です。
家族の携帯番号を借りるにしても、いったん時間を置いてから(筆者は24時間空けました)試すことで、Googleアカウントを開設/ログインできる可能性が高まります。
また、家族の携帯番号を借りてGoogleアカウントにログインできた後に、自分の携帯番号を登録し直すことは問題なくできました。
こちらも念のため、24時間を経過してから登録内容を修正すると良いでしょう。
電話番号確認できない対処法2:別のWi-Fiを使って作業する(お店や友達の家、公共Wi-Fi等)
2つ目の対処法は、
Wi-Fi環境を変えてGoogleアカウント開設/ログインできるか試してみる
というやり方です。
この方法は後から知ったのですが、盲点でした。
確かに筆者も、自宅のWi-Fiを使ってあれこれ操作しているうちに「通常とは異なるアクティビティが~」と表示されたからです。
Wi-Fi環境を変えるには、
- お店や公共施設の無料Wi-Fiを使う
- 友達の家のWi-Fiを借りる
などがあります。
もしかすると、「Wi-Fi⇔モバイル通信」を切り替えるだけでもGoogleの電話番号入力を回避できるかもしれませんが、普段とは違う環境(別のWi-Fiを利用)で試してみる方が確実かもしれません。
参考記事:【回避】この電話番号は、何度も確認に使用されているため無効です【Googleアカウント作成】
電話番号確認できない対処法3:月額0円の通信プランを使ってSMS認証を済ませる
3つ目の対処法は、
月額0円の通信プランを使って電話番号を取得して、Googleアカウントの電話番号確認(SMS認証)を済ませる
というやり方です。
Googleアカウントで電話番号を入力すると、ショートメッセージ(SMS)が送られてきます。
SMSに記載されている確認コードを入力すると、Googleアカウントにログインできるのですが、
この方法を『SMS認証』と呼びます。
Googleアカウントの認証を通すために、SMSだけ使えれば良いのであれば、
『povo2.0』がおすすめです。
というのも、povo2.0なら無料でSMSが使えるのです!
povo 2.0は、au回線を使ったスマホプランで、新しい電話番号を取得できます。
初期費用・月額料金は0円で、SMS受信も無料で使えます。
Googleアカウントの作成/ログイン時に、自分の携帯番号が使えない場合は、povo2.0を検討してみると良いでしょう。
詳しくはこちらを読んでみてください。
まとめ
今回は、Googleアカウント開設またはログイン時に、
「この電話番号は確認に使用できません。」「この電話番号は、既に何度も確認に使用されているため無効です。」
と表示された時の3つの対処法について解説しました。
Googleヘルプにも書かれている通り、
「この電話番号は確認に使用できません」
このエラー メッセージが表示された場合は、別の番号を使用する必要があります。Google では、ユーザーを不正使用から保護するため、1 つの電話番号で作成できるアカウント数に上限を設けています。
Googleアカウントのログインや開設時に、自分の携帯番号がエラーになった場合は、『他の電話番号』を使う必要があります。
しかし、2024年現在、Googleアカウントは固定電話による音声認証が使えません。
(以前は、固定電話の音声通話で確認コードを受け取る方法があったはずなのですが、2024年現在、固定電話は使えませんでした。)
自分の携帯番号だとエラーになる場合は、「家族や知人の携帯番号」を借りるか、別の電話番号をもう1回線用意する必要があります。
また、Googleの電話番号確認を行うためだけに「スマホを2台持ち」する方法も考えられますが、月額料金や機種代がかかるのでコスパ悪すぎです。
Googleアカウントの電話番号確認では、ショートメッセージによる『SMS認証』が行われます。
要は、SMS認証さえ突破できれば良いのです。
この場合におすすめなのが、『povo2.0』の利用です。
povo2.0は初期費用・月額料金がかからず、SMS受信も無料です。
Googleアカウントの作成/ログイン時に、自分の携帯番号が使えない場合は、povo2.0を検討してみると良いでしょう。