日本には、都道府県ごとに定められている
「青少年保護育成条例」というものがあります。
細かいところは違ってくるものの、
多くの自治体で、18時以降に保護者なしで、
ゲームセンターなどの遊び場へ立ち入ることを禁じています。
さらに、自治体によっては、保護者同伴であっても、
22時以降の子連れはNGとしているところもあるのです。
これは、夜間に外出をすることで危険な目に遭ったり、
休むべき時間帯に起きていることで成長を阻害したり、
ということがないように子供を守るためのものです。
自治体によっては、入店した先のお店に罰則がある場合も。
「うっかり知らなくて…」は言い訳にならないので、
自分が住む自治体の条例に関してチェックしておく必要があります。
そこで今回は
21時や22時以降など夜遅くに保護者同伴でも断られる店舗や
子連れで外出は何時までOKなのかの基準や罰則についてお話します。
保護者同伴で22時時以降に飲食店、子連れは断られる?ゲーセン・カラオケ・コンビニ・ファミレス・居酒屋
実は私も今回調べてみるまで勘違いしていたのですが、
22時以降は、保護者が同伴していてもダメ、というパターンがあるようです。
正直保護者がついていればOKなのかと思っていたので驚きました。
保護者の方が22時以降に連れて出入りをしても罰にはなりません。
ただし、出入りされるお店側の方が何らかの対策をしていない場合には、
罰を受けることがあります。
たとえば、カラオケボックスやゲームセンターといった
出入り禁止となっているお店の場合には、
貼り紙をするなどして、青少年が入店するのを禁止しなければなりません。
上記以外でも、夜遅くまで営業しているタイプのお店は、これに該当するため、
居酒屋やファミレスなどでも入店を断られることがあるのです。
お店側からすれば入店を断る=客が減るになるため、
なるべく断りたくはないという気持ちはあるでしょうが、
反面条例に逆らって、罰金を取られてまで、
22時以降の入店を許可するメリットもないのではないかと思います。
子連れ外出は何時まで?風適法・自治体条例・店舗の自主規制、各家庭のモラルや教育方針による
先ほどもお話ししたとおり、
遅くに子供を連れて出かけることについて、
保護者側への罰則はありません。
条例に記載がある自治体もあるようですが、
あくまで「同伴であっても外出はしないでください」という
お願いレベルに留まっています。
そのため、22時以降の外出に関しては、
あくまで保護者の意識の問題です。
私は一人の親として子供の睡眠時間をとても重視しています。
小学生なら9〜11時間、中学生なら8〜10時間、
とそれぞれに睡眠時間が推奨されていることから逆算すると、
遅くとも22時には就寝しておく方が良いということになります。
22時にどこかに入店するとしたら、
間違いなく寝るのは日をまたぐでしょう。
それは、私の育児感覚として、「ありえない」ことです。
ただし、これはあくまで私個人の考え方です。
「1日ぐらいいいんじゃない?」と思われる人もいるでしょうが、
一回崩れた生活リズムを戻すのは、まあまあ難しいものです。
日をまたいで就寝するようなことは、
なるべくしないのが良いでしょう。
このように、22時以降の外出については、
条例や罰則がどうのこうのというより、
保護者のモラルや教育方針による影響が大きいでしょう。
小学生ならまだしも、中学生や高校生になれば、
友達との遊びなどで遅くなりたがることも出てくるかもしれません。
家庭内で夜間の外出について話し合い、
ある程度の方針を決めておくことも大切かもしれませんね。
保護者同伴が必要な子供の年齢や、兄弟や友達の親でも保護者同伴になるのか?こちらの記事にまとめました。
![](https://work-joblog.com/wp-content/uploads/NZSbobakibaPA170133513AB-low-light_TP_V4-160x90.jpg)
まとめ
今日は、22時以降の保護者同伴の外出についてお話ししました。
最近では、22時以降には保護者同伴であっても、
入店を断るよう条例で強く言われている自治体もあるようです。
「親がついているのだから」
「家庭の方針に口出しするな」
など思われる人もいるでしょうが、
夜間の外出は危険を伴うことですし、
子どもの成長も阻害します。
お店の方も罰則があるのに、
わざわざ受け入れる義理もないでしょう。
そこまでして夜間に出かける必要があるのかどうか、
一度ご家庭内で話し合ってみるのはいかがでしょうか。