職場の人や取引先から体調不良の連絡が入って、急きょ予定がキャンセルになった際。
「体調が良くなったら連絡してほしい」と伝えるにはどのような言葉が適切でしょう。
特に、取引先や商談の相手であれば、 そのまま約束が消えてしまうのも困るものです。
しかし、相手にプレッシャーを与える表現は控えましょう。
そこで今回は、 ビジネスシーンにおいて、 相手の体調を気遣いつつ、次の約束につなげるための気遣いのポイントや例文などについて、 取り上げていこうと思います。
「体調良くなったら連絡して」の例文。「体調良くなったら」「体調良くなりましたか」の敬語は?
仕事の相手から体調不良の連絡を受けた際は、 まず「相手にプレッシャーを与えない」ことに気をつけましょう。
大事な商談や打ち合わせ中のプロジェクトが、自身の体調不良によって止まってしまうとあれば、 もちろん本人はそのことをとても気にしていることでしょう。
それに対してわざわざプレッシャーをかけるような言葉をかけるのは、 社会人としてよろしくはありませんよね。 相手の体調を気遣い、焦らず静養してほしい旨を伝えましょう。
取引先や商談相手から体調不良の連絡を受けた際の返信例
以下は、ビジネスシーンで体調不良の連絡を頂いた際の返信例です。
職場の人から体調不良の連絡を受けた際の返信例
同じ会社のメンバーから連絡を受けた際は、以下のように返信すると良いでしょう。
また、回復し次第すぐにでも連絡がほしいという気持ちがあっても、 相手からの連絡を急かさないことにも注意しましょう。
「体調が良くなったら」「体調は良くなりましたか」の敬語と例文
以下は、「体調が良くなったら」「体調は良くなりましたか?」の敬語と例文です。
「体調が良くなったら」:
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- 敬語: 体調が良くなりましたら
- 例文: 体調が良くなりましたら、お知らせいただけますか?
「体調は良くなりましたか」:
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- 敬語: 体調はいかがでしょうか。
- 例文: お体の具合はいかがでしょう。体調は良くなりましたでしょうか。
これらの敬語表現を使用することで、相手に対して丁寧で尊重なコミュニケーションが行えます。
体調が回復次第、次の約束・予定を組みたい場合の例文
体調不良と一口にいっても、 ちょっとした風邪など相手の体調がそれほど悪くなさそうな場合や、 どうしても次の約束をこぎつけておきたい場合もあるでしょう。
そんな時には、 「落ち着かれたころに、こちらから再度ご連絡差し上げます。」 と一言添えてみるのも良いかもしれません。
その際には、 相手の現在の体調を気遣うこともお忘れなく。
体調を気遣うメール。ビジネスや職場、目上の人にも使いやすい声かけの例
職場の人や取引先など、 ビジネスシーンで体調を気遣うメールを送る機会は、 決して少なくはありません。
いくつか自分の中でパターンを持っておくと、 スムーズに連絡することができるでしょう。
筆者が体調不良のご連絡を受けたあとにやり取りする際には、
「その後お加減いかがでしょうか?」という言葉をよく利用します。
「体調は回復されましたか?」と聞いてしまうと、 万が一回復されていなかった時に気を遣わせてしまいます。
「お加減いかが」と聞くことで、回復していない場合でも 「あまり良くなっていなくて。」と返しやすくなります。
また同じように、 「お体の具合はいかがでしょうか?」 という聞き方も良いでしょう。
上司や目上の人にも使えるオールマイティな表現です。
体調不良から職場復帰する人にかける言葉の例も合わせてどうぞ。
また、相手の病状が思わしくない場合には、 「忌み言葉」と呼ばれる言葉を避けるようにしましょう。
体調が良くなっていても、悪い状態が続いたとしても、 相手が返答しやすいような聞き方を、いくつか自分の中に持っておくと良いでしょう。
職場の人や仕事の取引先で災害時や不幸があった等、大変な状況を気遣う声かけの例はこちらを参考にしてください。
まとめ
今回は、ビジネスシーンにおいて、 取引先の人や上司、同僚などが体調不良の際、 「体調が良くなったら連絡がほしい」と伝える言葉についてお話しました。
約束をしている相手の体調不良で予定が変更になることは、 決して珍しいことではありません。
友達同士であれば、 「その後具合どう?体調良くなったら、連絡もらえるの待ってます!」 くらいのテンションでメールができますが、 ビジネスシーンともなると、 なかなかこんな軽くノリでは連絡できません。
職場や取引先の営業が体調不良である場合には、 早急の返信を求めないことや、 プレッシャーをかけないような言葉を選ぶことが重要です。
あくまでビジネスとしてのお付き合いだけの相手だとしても、 相手を最大限に気遣う声かけをすることで、 次の仕事につながることもあるでしょう。
自分が体調不良の時にかけてほしいと思うような言葉や、 実際にもらって嬉しかった言葉などを 自分の中に持っておき、 いざというときには使えるようにしておきたいですね。